平塚市大野町警察の成立
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/05 05:07 UTC 版)
「平塚市警察」の記事における「平塚市大野町警察の成立」の解説
太平洋戦争後に日本を占領した連合国軍最高司令官総司令部は、1947年(昭和22年)10月9日に、戦前の中央集権的な警察制度を解体して自治体警察と国家地方警察を設置することを柱とする警察制度改革の具体策を決定した。これに沿う形で日本政府は同年12月17日に警察法を成立させ、翌1948年(昭和23年)3月7日に施行された。これにより、市および人口5,000人以上の市街的町村には、市町村長の下に設置される公安委員会が管理する自治体警察を置くこととされ、神奈川県では8市21町1村が該当するものとされた。 平塚市と中郡大野町もこの対象となったが、両市町は警察組合(一部事務組合)を設置して共同で自治体警察を運営することとし、ここに自治体警察「平塚市大野町警察」が成立した。この警察組合は、平塚市長を組合長、大野町長を副組合長とし、平塚市議8人・大野町議7人からなる組合議会によって運営された。 平塚市大野町警察は、平塚市と大野町の全域を管轄区域とし、平塚市新宿980番地の平塚市大野町警察署のほか、4つの派出所と8つの駐在所を置いた。警察長兼警察署長は松崎重吉(警視)、職員の定員は86名であった。
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