常夜鍋とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 固有名詞の種類 > 製品 > 食べ物 > 料理 > 鍋料理 > 常夜鍋の意味・解説 

じょうや‐なべ〔ジヤウヤ‐〕【常夜鍋】

読み方:じょうやなべ

毎晩食べて飽きないというところからの名》豚肉ほうれん草(または小松菜)、白菜などを用いた鍋料理。具をさっと煮てポン酢食す


常夜鍋

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/06 09:23 UTC 版)

豚肉とホウレンソウに豆腐を加えた常夜鍋

常夜鍋(じょうやなべ、とこよなべ)は、日本鍋料理

概要

豚肉ホウレンソウをさっと煮てポン酢で食べる。鍋つゆに味はつけないため、調理法としては水炊きの系統に分類される。久米正雄ら鎌倉文士の間で広まったとされ、常夜鍋の名は、毎晩食べても飽きないことが由来[1]

作り方

渡辺あきこのレシピ[2]によると、 鍋に水と日本酒を5対1の分量で入れて沸かし、豚ロース肉とホウレンソウを、各自食べる分だけ入れて火を通し、好みの薬味大根おろし、おろし生姜一味唐辛子)と醤油か、胡麻だれで食べる。ホウレンソウの代わりに小松菜エノキタケでもおいしい、としている。ホウレンソウの灰汁抜きについては言及していない。他には、鍋に昆布を敷くレシピ[3]も散見される。

その他

  • 北大路魯山人は宵夜鍋(じょうやなべ)と書き、中国に由来するとしている[要文献特定詳細情報]。「宵夜」(しょうや、消夜・夜宵とも)とは中国語で夜食を意味する単語である。
  • 藤本義一宝塚映画時代、師事していた川島雄三の食事係をしており、病弱で少食の川島に対して豚ちりをはじめとする鍋物を提供していた[4]。藤本の豚ちりは、コンブを布いた土鍋に合成酒を注いで焚き、そこに豚肉を入れてさらに野菜を入れて煮て、ポン酢で食べるものである[5]。この作り方は大学時代の運動部の合宿で覚えたものと記している[6]
  • 向田邦子はエッセイ『「食らわんか」』(初出「小説宝石」、1980年6月)にて「豚鍋」と称するレシピを記している[7]。鍋に湯の量の3割程の日本酒(辛口、できたら特級酒)とにんにく、しょうがを入れ、豚ロース肉とほうれん草をしゃぶしゃぶのようにして、レモン醤油で食べる。豆腐を入れてもおいしいことはおいしい、としている。

脚注

  1. ^ 野村麻里 編『作家の手料理』平凡社、2021年2月25日、210頁。
  2. ^ 常夜鍋 レシピ 渡辺 あきこさん”. みんなのきょうの料理 (2006年1月10日). 2023年12月23日閲覧。
  3. ^ 常夜鍋のレシピ・作り方”. おうちレシピ. ミツカングループ. 2023年11月24日閲覧。
  4. ^ 藤本義一『川島雄三 サヨナラだけが人生だ』河出書房新社、2001年3月、95頁。ISBN 4309264530 
  5. ^ 藤本義一 2001, pp. 54
  6. ^ 藤本義一 2001, pp. 53–54
  7. ^ 向田邦子『新装版 夜中の薔薇』(電子書籍)講談社〈講談社文庫〉、2016年3月1日、104-105頁。 ISBN 978-4-06-293328-5 



常夜鍋と同じ種類の言葉


固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「常夜鍋」の関連用語

常夜鍋のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



常夜鍋のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの常夜鍋 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS