帰国と昇進
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/06/06 04:53 UTC 版)
「ニューファンドランド遠征 (1702年)」の記事における「帰国と昇進」の解説
リークの報告によれば、拿捕した船は51隻だった。うち16隻がイングランドに、6隻がポルトガルに引き渡され、5隻がセントジョンズ売却された。また、2隻をセントジョンズの防御の一部としてそこに残した。残りの船で、荷物や交易品を積んでいなかったものはすべて打ち壊され、また、6つのフランス入植地が壊滅した。トレパシー、セントメアリー(サンマリー)、コリネ、グレートセントローレンスにリトルセントローレンス、そしてサンピエールである。イングランドに戻ると、リークはアン女王から好意を持って迎えられ 、海軍大将に昇進した。その後の戦争では、ヨーロッパを舞台に、際立った功績を挙げ続けた。 ニューファンドランドは戦争の間中、英仏の、実利的で、入植地を片端から破壊する争いの渦中に置かれた。イギリス系の主な入植地であるセントジョンズは、1705年にプレザンスから派遣されたフランス軍に包囲され、1709年にはフランス軍に奪われた。ニューファンドランド全島の主権は、1713年のユトレヒト条約によりイギリスに譲渡されたが、フランスは、海岸部で魚を加工する権利を与えられた。サンピエールもイギリスの支配下となったが、オーストリア継承戦争の後には、この町とミクロンとはフランス領土となった。
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