市橋駅 (岐阜県)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 市橋駅 (岐阜県)の意味・解説 

市橋駅 (岐阜県)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/03 17:05 UTC 版)

市橋駅
いちはし
Ichihashi
猿岩 (0.6 km)
所在地 岐阜県大垣市南市橋町
所属事業者 西濃鉄道
所属路線 市橋線
キロ程 2.6 km(美濃赤坂起点)
駅構造 地上駅
開業年月日 1928年昭和3年)12月17日
廃止年月日 2006年平成18年)3月31日
備考 一部区間廃止に伴い廃駅
テンプレートを表示

市橋駅(いちはしえき)は、かつて岐阜県大垣市南市橋町にあった西濃鉄道市橋線貨物駅廃駅)である[1]。市橋線の終点駅であった。また、戦前の一時期は旅客駅でもあった。

当駅より石灰石輸送が行なわれていた。西濃鉄道は、現在旅客扱いを行わない貨物専業鉄道となっているが、戦前戦中にあたる1930年昭和5年) - 1945年(昭和20年)の間は鉄道省初のガソリンカーキハニ5000形)を用いて、鉄道省東海道本線支線(大垣駅 - 美濃赤坂駅間)から直通する旅客列車を運行しており、当駅まで乗り入れていた。美濃赤坂駅の構内配線の関係上、市橋線に乗り入れる旅客列車は美濃赤坂駅のホーム(行き止まり式)に発着できず、同駅を通過扱いにしていたという。

旅客営業の廃止後も貨物駅としては引き続き営業していたが、1989年頃からは実質上休止となり、2006年平成18年)に廃駅となった。

歴史

駅構造

旅客駅当時の駅施設は不明であるが、1面1線のホームと推測される。貨物取り扱いが実質休止した当時は、本線と3本の側線があり、石灰石を積むためのホッパーが存在した。引き込み線は貨車緩急車の留置場として使用されていた。

乙女坂駅・猿岩駅・市橋駅 構内配線の変遷

美濃赤坂駅
凡例
出典:[7][8]


駅周辺

廃止後の状況

  • 線路以外の施設はすべて撤去されている。残された線路も順次撤去されているという。

隣の駅

西濃鉄道
市橋線
(貨)猿岩駅 - (貨)市橋駅

脚注

  1. ^ 昭和12年10月1日現在鉄道停車場一覧 - 国立国会図書館近代デジタルライブラリー
  2. ^ a b 今尾恵介(監修)『日本鉄道旅行地図帳』 7 東海、新潮社、2008年、40頁。ISBN 978-4-10-790025-8 
  3. ^ 「地方鉄道運輸開始」『官報』1928年12月24日 - 国立国会図書館デジタルコレクション
  4. ^ 『鉄道省年報. 昭和4年度』 - 国立国会図書館近代デジタルライブラリー
  5. ^ 『地方鉄道及軌道一覧 : 附・専用鉄道. 昭和10年4月1日現在』 - 国立国会図書館近代デジタルライブラリー
  6. ^ 「鉄道旅客運輸廃止実施」『官報』1935年6月29日 - 国立国会図書館デジタルコレクション
  7. ^ 清水武『西濃鉄道』、ネコ・パブリッシング、2007年10月、23頁。 ISBN 978-4777052226
  8. ^ 川島令三、『東海道ライン 全線・全駅・全配線 第5巻 名古屋駅 - 米原エリア』、p21, 講談社、2009年7月、ISBN 978-4062700153

関連項目




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「市橋駅 (岐阜県)」の関連用語

市橋駅 (岐阜県)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



市橋駅 (岐阜県)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの市橋駅 (岐阜県) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS