川路大警視訓示とは? わかりやすく解説

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川路大警視訓示

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/12/26 14:42 UTC 版)

警視庁武術世話掛」の記事における「川路大警視訓示」の解説

川路利良大警視警視総監)は『撃剣再興論』を著し1879年明治12年)、巡査教習所(現警視庁警察学校)において次のように訓示した。 武術について私の所見述べて置く。諸君学問だけでなく、武術の方でも選抜され人々である。武術知らぬ警察官ほど物足りないものはあるまい何となれば有事の際に一人前上の腕力があって凶徒制圧し得てこそ国民信頼警察官である。その力の足りない人は何をおいても武術錬ることが肝心じや、私も若い時から武術やっているが、警察武術というものを打建てねばならぬ考えている。警察官兇賊相手としてもそれを傷つけることなく取押えることが上乗である。兇賊暴力巧みに避けて倒す、縛るという武術が必要と思う。逆手もまた正手とせねばならぬ故に武術練習にしても常にそうした心を心として修練せねばならんのであるほんとうをいえば、一人剣術柔術心得て居らねば実際の役に立たんのである。昔の武士剣術優れて居るだけでなく、柔術も相当に心得て居た。私は若い頃素面小手稽古受けたこともある。又、後進にその稽古をつけたこともあるが、実に真剣な態度練習であった。だからその技倆実戦役立って来たのである諸君の中で目録上の人は、素面小手後進教えてやって貰いたい。ガチャンガチャンのなれ合いげい古だけでは見せもの約束剣術になる。兇賊と戦うのには面とか胴とかに捉われ約束はない。諸君剣術使いになるな』『やわらとりになるな』と私は力説しておく。その内に私も道場出て諸君とたたかって見よう今日これまで

※この「川路大警視訓示」の解説は、「警視庁武術世話掛」の解説の一部です。
「川路大警視訓示」を含む「警視庁武術世話掛」の記事については、「警視庁武術世話掛」の概要を参照ください。

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