山形県大高根青年修養道場
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「誓の御柱」の記事における「山形県大高根青年修養道場」の解説
大高根青年修養道場は1932年の事業規模拡大に伴う施設改修の際に誓の御柱を建設した。この道場は山形県自治講習所のために1920年に開設された実習農場であった。山形県自治講習所は中堅農民育成のための県営施設で、当時は筧克彦の教え子の加藤完治が所長を務めていた。建設工事では、県内各地の青年団が団名と標語を刻んだ石を運んで礎石とし、講習所の生徒や青年団員などが勤労奉仕を行った。県知事や県学務部長も記念に礎石を運んだ。11月1日に大高根道場改修の落成式と同時に誓の御柱の除幕式を行った。筧克彦も除幕式に参加した。 その後の道場は、1932年に第一次武装移民の国内訓練所の一つになり、1938年募集開始の満蒙開拓青少年義勇軍の予備訓練場にもなったが、戦後解体された。御柱は当地一帯が自衛隊の演習場になったときに取り壊された。高さ約7mであったという。1970年、道場跡地に「大高根青年修養道場記念碑」が建てられた。自衛隊演習場内であるため普段は近づけない。
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