山口勇子とは? わかりやすく解説

山口勇子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/27 23:16 UTC 版)

山口 勇子(やまぐち ゆうこ、1916年10月22日 - 2000年1月3日[1])は、日本児童文学作家小説家

原水爆禁止日本協議会理事、日本民主主義文学同盟の副議長もつとめた。

経歴

広島県広島市出身[1]広島女学院専門学校中退。広島にて被爆した体験をもとにした文学作品を発表する。

1982年(昭和57年)に長編小説『荒れ地野ばら』にて第14回多喜二・百合子賞を受賞する。

創作活動の傍ら、原水爆禁止日本協議会代表理事となり反核運動に取り組む。東京上野恩賜公園のモニュメント「原爆の火」設立の発起人にもなった[2]

著書

児童向け

  • 『スカーフは青だ』(新日本出版社) 1969
  • 『かあさんの野菊』(新日本出版社) 1974
  • 『絵本 おこりじぞう』(四国五郎画、金の星社) 1979 ISBN 978-4323002378
  • 『人形マリー』(新日本出版社) 1980
  • 『おこりじぞう』(新日本出版社) 1982
  • 『ヒロシマの火』(新日本おはなし文庫) 1988

一般向け

  • 『荒れ地野ばら』(新日本出版社) 1981
  • 『みずき芽吹くとき』(新日本出版社) 1984
  • 『海はるか』(新日本出版社) 1988
  • 『にんげんの鎖』全2巻(新日本出版社) 1989

共著

  • 『短編集 真夏日に撃たれて』(原爆と文学の会編、日曜舎) 1995
  • 『短編集 竹筒に花はなくとも』(原爆と文学の会編、日曜舎) 1997

出典・脚注

  1. ^ a b 朝日新聞、2000年1月4日朝刊社会面
  2. ^ 20世紀日本人名事典『山口勇子』 - コトバンク

関連項目 





固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「山口勇子」の関連用語

山口勇子のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



山口勇子のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの山口勇子 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS