屬地主義とは? わかりやすく解説

属地主義

読み方ぞくちしゅぎ
【英】 system of territorial law 【独】 Territorialitätsprinzip, System des Territorialstatuts 【仏】 territorialisme, systém de la loi territoriale

属地法主義」とも。一般的には抵触法その人ではなくその場所に着目して法の適用定め原則をいう。法の連結に関する基本思想のひとつである。刑法において,日本領域内で行なわれ犯罪国内犯)について内外人区別することなく日本刑罰法規適用する(刑1条)のはこの例で,これを原則として外国ある日本人日本人としての行動基準に従って行動するよう要請するのが相当であると認められる若干罪については,国外ある日本人にも日本刑法適用するという例外設けられている(刑3条)。国際私法においては所在地行為地,事実発生地法廷地等の場所的要素着目してその地の法を準拠法として適用する原則一般をいう。知的所有権については,各国権利独立の原則から,実際に保護求められている国・地域法令保護国法)を適用するのを原則としているが,境界のないサイバースペースにおいては具体的にどこが保護国であるのか,また保護国法を適用することが妥当かといった問題生じうる。

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(注:この情報2007年11月現在のものです)




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