屋内退避圏とは? わかりやすく解説

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屋内退避圏

読み方:おくないたいひけん

原子力事故などが発生した際、放射性物質などを避けるために「屋内待避」するように指示出されている地域

屋内退避圏は当の原子力施設中心とした周辺地域対象となるが、事故の危険度により数キロ数十キロ対象圏域異なる。避難指示よりは軽度指示であると言える自己判断により避難するともできる

屋内退避圏内の家庭では、窓や通気孔密閉した外出控えたりする必要はあるが、家屋内ではほぼ通常通り生活することが可能である。そのため、物資の不足などの不便は知られにくく、また農作物風評被害対象とされやすいという問題抱えやすい。

2011年3月発生した東京電力福島第一原子力発電所事故では、屋内退避圏に位置している福島県南相馬市内の病院で、点滴用の薬剤不足して患者亡くなるなどしている。

2011年4月11日には、これまで屋内退避圏に指定されていた原発より20キロ30キロ圏内市町村が「計画的避難区域」および「緊急時避難準備区域」に指定された。「計画的避難地域」は特に地理的条件などから放射線量の高いと見込まれる地域で、ひと月目処とする計画的な避難要請される。「緊急時避難準備区域」では状況悪化などに応じて屋内退避避難などの行動移れるよう準備しておくことが要請される



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