就任時の演説
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/20 23:31 UTC 版)
「1974年ジェラルド・R・フォード大統領就任式」の記事における「就任時の演説」の解説
大統領就任宣誓(英語版)の直後にフォードは演説(ロバート・T・ハートマン(英語版)大統領顧問が作成)を行い、その中で自身が大統領就任に至ったユニークで「ただならぬ状況」に言及した: 私はあなた方の投票で大統領に選出されたわけではないことを痛感しているので、あなた方の祈りをもって私が大統領であることを追認して欲しい。そしてそのような祈りが、この後の多くの祈りの始まりとなることを願っている。あなた方は秘密投票で私を選んでいないが、一方で私自身も密約で大統領の座を得たわけではない。私は大統領選も副大統領選も戦っていない。私はいかなる党派的なプラットフォームにも属していない。この非常に困難な職務を開始するにあたって恩義を感じるのは、他の誰でもない、この女性1人、すなわち私の愛する妻、ベティだけだ。(中略)親愛なるアメリカの皆さん、我々の長い国家的な悪夢は終わった。我々の憲法は機能し、我々の偉大な共和国は法に基づいた政府であり、私物ではない。この国は民衆により支配される。だが公正だけではなく愛、正義だけではなく慈悲を命じる至高の力が我々がそれをいかなる名でそれを表敬するとしても存在する。 —ジェラルド・フォード、就任宣誓時の演説 850語に及ぶ演説を終えた後にフォードは新任のジェラルド・ターホルスト(英語版)を記者団に紹介し、閣僚たちと会談した。 フォードはヘンリー・キッシンジャーに新政権での国務長官留任を要請した。その後フォードはNATO諸国の大使と会談した。
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