就任後の取り組み
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/12 03:57 UTC 版)
「アビィ・アハメド」の記事における「就任後の取り組み」の解説
2018年4月2日に首相に就任後、就任演説で、エチオピアの国や国民の統合を呼びかけ、エチオピア・エリトリア国境紛争後も緊張が続くエリトリアとの関係改善に向けた対話路線を表明したことから、国内での大きな支持を得た。まず、政治犯釈放や抑圧的制度の改正などを実施した。同年6月には、エチオピア航空も含む多くの国営企業(通信・電力など)の完全もしくは部分的な民営化を行うことを決定した。また、外交面では内陸国であるために近隣国の港湾へのアクセスを重視し、ジブチ国のジブチ港やスーダン国のポートスーダン港やソマリランド国の港への港湾投資への参加をそれぞれの国と合意した。そして、エチオピアにとってもうひとつ重要な近隣国で港湾を持つエリトリアとの和平が実現すれば、エリトリアの港湾を利用することが可能となることでジブチに偏った港湾利用の改善にもなり、エリトリアに隣接するエチオピア北部のティグレ州の発展にも寄与できることが期待されていた。
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