小西真冬とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 小西真冬の意味・解説 

小西真冬

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/19 18:33 UTC 版)

小西 真冬(こにし まふゆ、1983年(昭和58年)1月6日[1] - )は、日本の漫画家モデル[3][4]トランスジェンダー。自身の性別適合手術などを題材としたエッセイ漫画『生まれる性別をまちがえた!』で知られ[2][5]、連載作に「性転換から知る保健体育」[5][6]や「猫ひろいました!」[7][8]がある。性同一性障害LGBTSOGIについての講演も展開している[1][9]


注釈

  1. ^ 北へ。〜Diamond Dust〜」という作品[2][15]
  2. ^ 男性から女性への性別適合手術における造膣術は陰茎反転法やS字結腸法が有名だが[2][17][18]、小西はその他の手法に分類されるスポーンテクニックを選択した[2]。造膣術には陰茎・陰嚢皮弁造膣術、M型会陰・陰嚢皮弁造膣術、会陰・鼠径皮弁造膣術など多様な手法が存在するが[19][20]、結腸法でも開腹式と腹腔式を用いたものがあり[19]、皮弁法と植皮法が組み合わされたりもする[21][22][23]
  3. ^ 性同一性障害者の性別の取扱いの特例に関する法律」では性別変更の要件の一つとして、第三条の二として「現に婚姻をしていないこと。」が挙げられている[24][25]
  4. ^ 2021年11月に受けた取材において、「私が歯科医院に勤めていたのは4年前」と語っている(中将 2021)。
  5. ^ 単行本には「作画協力」と書かれている[35]
  6. ^ 訳者 - 曾瀞玉、高詹燦、出版社 - 臺灣東販、言語 - 繁体字ISBN 978-9865111595)。

出典

  1. ^ a b c d e LGBTからSOGIへ~生まれる性別をまちがえた!」を開催しました。”. 岸和田市立女性センター (2017年8月17日) 2018年5月4日閲覧。[リンク切れ]岸和田市 (2017年7月4日). “LGBTからSOGIへ~生まれる性別をまちがえた!」8月4日開催”. マチパブ. 2018年9月7日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g 兎来栄寿 (2017年11月15日). “「生まれながらの女性」は「性転換した女性」よりも感度が劣る!?『生まれる性別をまちがえた!』”. マンガ新聞レビュー部. 2018年5月5日閲覧。
  3. ^ a b c 小西 真冬 プロフィール”. MODEL DATA モデルデータ. 株式会社シャノワール. 2018年5月4日閲覧。
  4. ^ a b c Transgender Model トランスジェンダーモデル”. 株式会社シャノワール. 2021年11月20日(UTC)閲覧。
  5. ^ a b c d 新連載「性転換から知る保健体育」元男の女性作家がトイレ事情など綴る”. コミックナタリー (2017年7月14日) 2018年5月4日閲覧。
  6. ^ a b 小西真冬「性転換から知る保健体育」両性を知る、元男だから描ける男女の違い”. コミックナタリー (2018年3月2日) 2018年5月4日閲覧。
  7. ^ a b c くらしの本棚 検索結果 小西真冬”. くらしの本棚. マイナビ. 2020年2月14日閲覧。
  8. ^ a b c 小西真冬 (2019年12月20日). “にゃ~んとびっくり!箱の中身は…?|第1回『猫ひろいました!』”. くらしの本棚. マイナビ. 2020年2月14日閲覧。
  9. ^ a b TOP > 講師一覧 > か行 > 小西 真冬”. 講演会講師紹介コーエンプラス. 株式会社オフィス愛. 2018年5月4日閲覧。
  10. ^ a b Yajima 2016a, 01子どもの頃からの夢、漫画家.
  11. ^ a b c 飯田彩乃 (2016年1月27日). “結婚後、性転換した17歳差カップルの結婚生活”. 特集:LGBTカップルインタビュー. TOKYO GRAFFITI WEB. 2018年5月4日閲覧[リンク切れ]
  12. ^ Yajima 2016a, 02ヤンキーデビューした中学時代.
  13. ^ Yajima 2016a, 03バンドでビジュアル系化粧と女装に目覚める.
  14. ^ Yajima 2016a, 04妻になる人との出会い.
  15. ^ a b c d e Yajima 2016b.
  16. ^ a b ボカロコミックSELECTION GUMIcs BEST (電撃コミックスNEXT) コミックス – 2014/2/27”. Amazon.co.jp. 2018年9月9日閲覧。
  17. ^ 高橋義雄、難波祐三郎、岸本晃司、光嶋勲「性同一性障害に対する包括的医療の実践」、『岡山医学会雑誌』第113巻第3号、2001年、279-284頁。
  18. ^ 山口悟「第2章 性同一性障害と医療 3 性同一性障害と形成外科 4. 性別適合手術」南野知恵子ほか編著 『性同一性障害の医療と法-医療・看護・法律・教育・行政関係者が知っておきたい課題と対応-』 メディカ出版、2013年、86-89頁。ISBN 978-4-8404-4089-9
  19. ^ a b 難波祐三郎「性同一性障害に対する包括的治療」、『岡山医学会雑誌』第126巻第2号、2014年、109-115頁。
  20. ^ 難波祐三郎、松本洋輔「性同一性障害の治療 ―法制審議会刑事法(性犯罪関係)部会資料―」、2016年1月25日、法務省、2018年9月7日閲覧。
  21. ^ 百澤明「性同一性障害に対する手術治療の現況」、『山梨医科学雑誌』第27巻第3号、2013年、101-107頁、NAID 110009576593
  22. ^ MtF SRS @ 山梨大学医学部附属病院 1.0 ドキュメント”. 山梨大学医学部附属病院、2018年9月9日閲覧。
  23. ^ MTF手術のご案内 ガモンクリニック”. ローゼス・ジャパン株式会社. 2018年9月9日閲覧。
  24. ^ 棚村政行「性同一性障害と法 ―民事法の立場から」南野知恵子ほか編著 『性同一性障害の医療と法-医療・看護・法律・教育・行政関係者が知っておきたい課題と対応-』 メディカ出版、2013年、278-298頁。ISBN 978-4-8404-4089-9。および「資料」299-301頁。
  25. ^ 谷口功一「「性同一性障害者の性別の取扱いの特例に関する法律」立法過程に関する一考察」、『法哲学年報』2004年、212-220頁、226頁。
  26. ^ a b 「生まれる性別をまちがえた!」性同一性障害の元男が手術を受ける体験記”. コミックナタリー (2016年4月29日) 2018年5月4日閲覧。
  27. ^ 「生まれる性別をまちがえた!」女性の体になるためタイへ、手術体験エッセイ”. コミックナタリー (2017年2月5日) 2018年5月5日閲覧。
  28. ^ a b c 生まれる性別をまちがえた!”. ヤングエースUP. 2020年11月28日閲覧。
  29. ^ 杢田 2018b.
  30. ^ a b 「NEWSな2人」 2017年3月4日(土)放送内容”. テレビ紹介情報. 価格.com. 2020年2月14日閲覧。
  31. ^ a b 生田斗真、“LGBT”を取り巻く日本の現状と向き合う!「NEWSな2人」”. cinemacafe. (2017年3月3日) 2020年2月14日閲覧。
  32. ^ a b 性転換から知る保健体育 ~元男が男女の違いについて語る件~”. ヤングエースUP. 2020年11月28日閲覧。
  33. ^ a b 中将 2021.
  34. ^ 杢田 2018a.
  35. ^ a b 「SPY×FAMILY VOL.1 SPECIAL THANKS LIST」遠藤達哉『SPY×FAMILY』第1巻、集英社、2019年、第1版第6刷、ISBN 978-4088820118
  36. ^ a b 小西真冬 (2020年4月17日). “【最終回】お引越し|第17回『猫ひろいました!』”. くらしの本棚. マイナビ. 2020年11月28日閲覧。
  37. ^ 女の幸せ」、『つればり第四号』 カノンコミック、2018年、ASIN B07G48KCX4、2018年9月9日閲覧。
  38. ^ ASIN B0792WR2QB, 漫画家の仕事場 (2018年1月16日)
  39. ^ MONDAY 19:00-19:50 Colourful Style ×(カラフルスタイルクロス)”. ShibuyaCross-FM. 2019年10月1日閲覧。


「小西真冬」の続きの解説一覧



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「小西真冬」の関連用語

小西真冬のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



小西真冬のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの小西真冬 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS