小瀬甫庵の太閤記
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/15 15:46 UTC 版)
儒学者小瀬甫庵によって書かれたもので、初版は寛永3年(1626年)、全20巻。各種の『太閤記』のうち最も有名なものがこれである。作者の名をとって『甫庵太閤記』(ほあん たいこうき)ともいう。江戸時代に幾度か発禁にされたが、以降も版を重ねている。 秀吉伝記の底本とされることが多いが、著者独自の史観やそれに基づく史料の解釈、改変も指摘されている。加賀藩で俸禄を給っている関係からか、賤ヶ岳の戦いにおける前田利家の撤退について名前が記載されていなかったり、前後の関係を無視して唐突に前田利家の活躍が挿入されている箇所も見られる。 「小瀬甫庵#甫庵の評価」も参照
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