小林さやか (政治家)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/25 22:36 UTC 版)
小林 さやか
こばやし さやか
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本八幡駅前で街頭演説をする小林さやか
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生年月日 | 1983年9月5日(41歳) |
出生地 | ![]() |
出身校 | 東京大学法学部卒業 |
前職 | 日本放送協会(NHK)記者 |
所属政党 | 国民民主党 |
公式サイト | 国民民主党小林さやか |
選挙区 | 千葉県選挙区 |
当選回数 | 1回 |
在任期間 | 2025年7月29日 - 予定 |
小林 さやか(こばやし さやか、1983年9月5日[1] - )は、日本の政治家。国民民主党所属の参議院議員当選人(1期)[2][3]、日本放送協会(NHK)元記者[1][2][3]。本名は中山 さやか(なかやま さやか)[4]。
来歴
市川市立真間小学校、桜蔭中学校・高等学校、東京大学法学部卒業[1]。
日本放送協会(NHK)では2019年から厚生労働省や医療関係の問題を担当しており[5]、2021年12月にNHK放送文化研究所から発行された『放送研究と調査』では無給医問題の取材に当たっている様子が紹介されている[6]。
2025年7月20日の第27回参議院議員通常選挙に国民民主党公認で千葉県選挙区から立候補し[2]、トップで初当選(改選数3)した[3]。
標旗流用騒動
第27回参議院議員通常選挙に際して、岡野純子(衆議院議員、比例南関東ブロック選出)は7月12日、街頭で「参議院比例代表選出議員選挙 小林さやか」と記載した標旗を立てて活動する様子を写した画像をXに投稿[7]。小林は千葉県選挙区から出馬しており、比例候補ではないため、記載は事実とは異なり、他候補の標旗に小林の名を記した上で選挙活動を行った疑惑が持たれた[8]。総務省や選挙管理委員会は、選挙前に候補予定者らに規定の標旗を掲げるよう説明しており、掲げるべき標旗を掲げずに街頭演説会を行った場合、公職選挙法違反になる可能性がある[8]。当該投稿はその日のうちに削除され、国民民主党千葉県連はウェブサイトで「混同し、誤って使用してしまった」と謝罪したが、岡野が県連代表代行を、天野行雄が県連幹事長を辞任する事態に発展した[9]。玉木雄一郎代表は7月22日の記者会見で、岡野と天野を厳重注意処分にしたと明らかにした[10]。小林も同日、報道陣から見解を問われ、自身が関わっていないことを強調し、「(自分の)全く知らないところで起きていた」と話した。
7月24日、自由民主党千葉県連の阿部紘一(幹事長)は、公職選挙法違反の罪で千葉県警察に岡野の告発状を提出し、受理されたと明らかにした[11][12]。阿部は告発状提出後、記者団に対し「選挙の公正をゆがめる暴挙だ」と批判した。
選挙
当落 | 選挙 | 執行日 | 年齢 | 選挙区 | 政党 | 得票数 | 得票率 | 定数 | 得票順位 /候補者数 |
政党内比例順位 /政党当選者数 |
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当 | 第27回参議院議員通常選挙 | 2025年 7月20日 | 41 | 千葉県選挙区 | 国民民主党 | 53万1580票 | 18.75% | 3 | 1/16 | / |
脚注
- ^ a b c d “小林さやか(コバヤシサヤカ)|政治家情報|選挙ドットコム”. 選挙ドットコム. 2025年7月21日閲覧。
- ^ a b c “参院選千葉 国民新人の小林さやか氏「うれしい想定外」初当選確実 事務所は「すごい!」と歓声に包まれ:東京新聞デジタル”. 東京新聞デジタル. 2025年7月21日閲覧。
- ^ a b c “参議院選挙 千葉選挙区 国民 小林さやか氏 初当選”. 2025年7月21日閲覧。
- ^ “第27回参議院議員通常選挙結果調(速報)” (PDF). 総務省. 2025年7月22日閲覧。
- ^ 小林さやか (2019年8月29日). “似てます…「官僚」と「無給医」”. 霞が関のリアル. 日本放送協会. 2025年7月22日閲覧。
- ^ 東山浩太 (2021年12月1日). NHK放送文化研究所. ed. “「無給医問題」をめぐる 報道の“力”の検討”. 放送研究と調査 (NHK出版): 23-25 2025年7月22日閲覧。.
- ^ “国民民主・標旗流用 小林さやか氏「知らないところで起きていた」”. 毎日新聞. (2025年7月22日) 2025年7月23日閲覧。
- ^ a b “参院選千葉で国民民主党に選挙違反疑惑! パワハラ問題で渦中の女性議員が「証拠」をXに投稿”. 日刊ゲンダイDIGITAL. (2025年7月17日) 2025年7月23日閲覧。
- ^ “標旗を比例と選挙区混同 国民県連代表代行辞意”. 読売新聞オンライン. (2025年7月22日) 2025年7月23日閲覧。
- ^ “国民、岡野純子議員に厳重注意 参院選で標旗混同使用”. 富山新聞. (2025年7月22日) 2025年7月23日閲覧。
- ^ “国民・岡野純子衆院議員を公選法違反罪で告発 「標旗」問題で自民千葉県連幹事長”. 産経新聞. (2025年7月24日) 2025年7月25日閲覧。
- ^ “国民民主の岡野氏を告発 参院選応援演説で公選法違反疑い―自民千葉県連”. 時事ドットコム. (2025年7月24日) 2025年7月25日閲覧。
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