小型サイズ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/21 04:18 UTC 版)
1/72は航空機モデルの標準スケールであり、それに合わせる形でミリタリーモデルも数多く発売されている。特に近年は中国や旧ソビエト・東欧圏のメーカーの積極的な商品開発により、1/35に次ぐ充実振りを示している。また、中国のメーカーからは高品質の完成品モデルも販売されている。 1/76は元々イギリスの鉄道模型(OOゲージ)のスケールであり、1960年代から70年代にかけてイギリスのエアフィックスがこのスケールのミリタリーモデルを発売し、日本のフジミ模型や日東科学教材などが追随したことにより、一時期はこのクラスのミリタリーモデルの標準スケールとなっていた。しかし、1970年代に日本のハセガワやイタリアのエッシー (ESCI) が採用した1/72の方が次第に優勢となり、現在では1/76は少数派となっている。 1/87は欧米の鉄道模型(HOゲージ)のスケールであり、スケールを合わせたミリタリーモデルが発売されている。一番有名なのはオーストリアのロコ社(現在はドイツのヘルパ社)のミニタンクシリーズで、1960年代より500点を越える製品を発売している。ミニタンクシリーズはプラスチック製の完成品ないし半完成品のモデルで、他社からも類似の形態の製品が発売されている。また、ドイツのロスコフ (Roskopf) からは同一形式で一回り小さい1/100サイズのミリタリーモデルが発売されていた。 1/144は食玩におけるミリタリーモデルの主要スケールである。食玩で初めて発売されたミリタリーモデルは海洋堂製のワールドタンクミュージアムシリーズで、そのとき採用された1/144が食玩での標準スケールとなった。海外のメーカーからは、ミニカー形式の完成品やプラモデルの形でも1/144のミリタリーモデルが販売されている。 1/144より小さいサイズでは、Nゲージサイズ (1/160) のミニタンクや1/285のホワイトメタルモデル、艦船の主要スケールに合わせた1/350や1/700のプラモデルやホワイトメタルモデルなどがある。
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