小倉柳村とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 固有名詞の種類 > 人名 > 美術家 > 画家 > 日本の画家 > 小倉柳村の意味・解説 

小倉柳村

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/23 04:04 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
湯島之景図。東京国立博物館蔵[注釈 1]

小倉 柳村(おぐら りゅうそん、生没年不詳)は、明治時代浮世絵師

来歴

制作期は1880-81年(明治13-14年)に限られ、確実な作品は、版元新井八蔵から版行された東京名所絵9点だけである[1](13点とする説もある。また大量の素描があるともいう)[要出典]。光と影の効果を生かし、江戸時代の浮世絵とは異なる、遠近法を自身のものと消化した上での作品を残した。小林清親光線画[2]の影響が大だが、彼と直接の関係は無く、近藤市太郎は「(清親の)追従者」「謎の画家」と呼ぶ[3]。「向島八百松楼之景」では極端な遠近法による、障子を開け、墨水を眺める女を描いており、江戸浮世絵浮絵[4]を思わせる。

藤懸静也は、画号から、五姓田芳柳の門人説をあげる[5]が、五姓田派の画風とは異なり、同派の研究をしている神奈川県立歴史博物館の図録[6]にも、小倉への言及はない。作品には「画工築地小田町一丁目十四番地」と摺られ、版元の新井も同住所とあり[1]、同一人物の可能性がある[7]

作品

脚注

[脚注の使い方]

注釈

  1. ^ 東京国立博物館ホームページ画像検索より引用。カラーチャートと台紙部分をトリミング。湯島之景図”. 2020年4月22日閲覧。
  2. ^ 明治の浮世絵師清親-光線画の向こうに (PDF)” (2016年3月12日). 2020年4月22日閲覧。

出典

参考文献

関連項目





固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「小倉柳村」の関連用語

小倉柳村のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



小倉柳村のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの小倉柳村 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS