対称点とは? わかりやすく解説

点対称

(対称点 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/23 22:13 UTC 版)

山梨県韮崎市の市章。点対称な図形の一つである。

点対称(てんたいしょう、point symmetry, point reflection)とは、対称性の一種である。点対称な図形は、対称点(対称中心)を中心とした反転に対し不変である。また、そのような図形を、点対称な図形という。

対称点

点対称操作では、1点のみが不動点である。これが対称点となる。

有限の大きさの点対称図形では、対称点は1つしか存在しない。そして、対称点は幾何中心と一致する。

ただし、無限の大きさの点対称図形では、対称点の数は1つか、あるいは無限存在しうる。たとえば、正方形による平面充填(正方格子)では、全ての頂点・全てのの中点・全てのの中心が対称点である。これは、それらのうち任意の1点を不動点とした対称操作ができるということで、複数点が同時に不動点となるわけではない。

二次元図形の点対称

2次元の点対称は2回対称である。つまり、対称点を中心とした180°回転に対し不変である。

この性質は、2次元でのみ成り立つ。3次元で2回対称となるのは線対称4次元では面対称である。

代表的な点対称図形

xy平面上にy=f(x)の形で奇関数のグラフをかくと、原点を対称点とする点対称な図形になる。

二次元

三次元

日常

  • 将棋平手戦では、対戦開始時の対戦者同士の駒の配置が5五を中心として点対称に並ぶ。(飛車角行の違いがあるため、線対称ではない)

関連項目


対称点

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/22 10:04 UTC 版)

点対称」の記事における「対称点」の解説

点対称操作では、1点のみが不動点である。これが対称点となる。 有限大きさ点対称図形では、対称点は1つしか存在しない。そして、対称点は幾何中心一致する。 ただし、無限の大きさ点対称図形では、対称点の数は1つか、あるいは無限存在しうる。たとえば、正方形による平面充填正方格子)では、全ての頂点全ての辺の中点全ての面の中心が対称点である。これは、それらのうち任意の1点不動点とした対称操作ができるということで、複数点が同時に不動点となるわけではない

※この「対称点」の解説は、「点対称」の解説の一部です。
「対称点」を含む「点対称」の記事については、「点対称」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「対称点」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「対称点」の関連用語

対称点のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



対称点のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの点対称 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの点対称 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS