対ゴキゲン中飛車
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/23 03:22 UTC 版)
従来ゴキゲン中飛車に対して居飛車穴熊に組むのは袖飛車にされて損とされており、角道も止める為作戦負けになりやすいと考えられていた。しかし、袖飛車対策として▲8八銀を保留して、角の退路を確保するのが有効で居飛車も戦えることが分かった。居飛車は浮き飛車に構えたり▲8六角などと大駒を細かく使いながら袖飛車を警戒し、揺さぶりをかけながら手を作り玉型は松尾流穴熊を目指し、中飛車側も穴熊に組む相穴熊が有力視されている。他にも石田流に組み替えたり、平凡に5四銀型から高美濃に組む形も有力であるが、穴熊に堅さ負けしやすい。また、△5四銀~△4五銀から△5六歩という一直線の攻めは▲6八角で無理筋となる。 この他、『菅井ノート』218ページの例、第5-1図▲6七金以下、△5一飛▲7七角△9四歩▲9六歩△8四歩▲8八玉△8七銀▲7八金△7二金▲9八香で、穴熊にする順などが知られる。 △ 持ち駒 なし ▲ 持ち駒 なし図は▲6七金まで第5-1図 居飛車穴熊への組み替え △ 持ち駒 なし ▲ 持ち駒 なし図は▲9八香まで第5-2図 居飛車穴熊への組み替え 先手中飛車には5筋の位を取らせないで居飛車穴熊に組む作戦が有力。5筋の位を取らせると袖飛車が厳しいとされた為だが、居飛車側が勝つ例もあり難解である。
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対ゴキゲン中飛車
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/15 15:39 UTC 版)
△持駒 なし 第1図 ゴキゲン中飛車対策形1▲持駒 なし △持駒 なし 第2図 ゴキゲン中飛車対策形2▲持駒 なし 5筋位取り中飛車に対して第1図のような構えて対処する方法は以前からあったが、その際は右金を4九から動かさずに飛車を中央に振って▲5六歩から逆襲する指し方であった(例えば、米長邦雄の実戦譜『米長の将棋 完全版 第一巻』マイナビ出版(日本将棋連盟), 2013年 36頁所収)。
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