対サカ・クシャーン、東方外交
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/12 18:01 UTC 版)
「バハラーム2世」の記事における「対サカ・クシャーン、東方外交」の解説
帝国の東方では、バハラーム2世の兄弟(従兄弟という説もある)ホルミズドが、サカ、クシャーン、ギーラーンの諸民族を糾合して大規模な反乱を起こし、治世末期まで悩まされることになった。ローマ皇帝カルスの年代記にホルミズドは「サカの王オルミエス」という名で登場する。ホルミズドは自分の貨幣を発行し、「クシャーンのシャーハーンシャー」という称号を刻んだ。ナルセと違い、ローマという強国に挟まれていないこともあって、ホルミズドは長期にわたって東方をかき乱すことになる。 東方全域を飲み込んだ反乱をようやく鎮圧すると、バハラーム2世は皇太子バハラームをサカの王に任命し、その後まもなく没した。
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