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富小路禎子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/31 22:36 UTC 版)

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とみのこうじ よしこ
富小路 禎子
生誕 富小路 禎子
(とみのこうじ よしこ)

1926年8月1日
日本
死没 (2002-01-02) 2002年1月2日(75歳没)
住居 日本東京府東京市淀橋区上落合
(現・東京都新宿区
国籍 日本
出身校 女子学習院高等科
職業 旅館の女中など → 日東化学工業(現・三菱レイヨン
活動期間 1946年 - 2002年
活動拠点 日本京都府を中心。
配偶者 なし
父:富小路隆直、母:鳥羽ふさよ
受賞 第28回短歌研究賞1992年「泥眼」)
第31回迢空賞1997年「不穏の華」)
公式サイト なし
補足

富小路 禎子(とみのこうじ よしこ、1926年8月1日 - 2002年1月2日)は、昭和平成期歌人敗戦で没落した旧華族に生きる青春の歌などで知られる[1]

生涯

東京府東京市淀橋区(現・東京都新宿区上落合出身。女子学習院高等科卒。生まれた富小路家歌道の家の流れを汲む子爵家で、父富小路隆直(1885年生[2])は元貴族院議員。しかし太平洋戦争中に母のふさよ(1890年生[3])を病気で亡くし、終戦後は父の失職などにより没落し、旅館の女中などを経て日東化学工業(現・三菱レイヨン)に勤務、定年まで勤めた。植松寿樹に師事し、1946年歌誌『沃野』創刊に参加、のち編集委員、発行人となる。「女人短歌」にも参加した。

1992年「泥眼」で第28回短歌研究賞1997年「不穏の華」で第31回迢空賞受賞。生涯独身であった。2002年に心室細動により死去[4]

著書

  • 未明のしらべ 歌集 短歌新聞社 1956 沃野叢書 のち文庫
  • はくぎょう 新星書房 1970 沃野叢書
  • 透明界 歌集 角川書店 1976 沃野叢書
  • 柘榴の宿 歌集 短歌新聞社 1983.12 沃野叢書
  • 花をうつ雷 富小路禎子歌集 短歌新聞社 1989.8 現代短歌全集
  • 吹雪の舞 富小路禎子歌集 雁書館 1993.2 沃野叢書
  • 不穏の華 富小路禎子歌集 砂子屋書房 1996.11 沃野叢書
  • 芥子と孔雀 歌集 短歌研究社 2002.7
  • 遠き茜 富小路禎子歌集 短歌新聞社 2002.8 現代女流短歌全集
  • 富小路禎子全歌集 富小路禎子全歌集刊行委員会編 角川書店 2003.12 沃野叢書

脚注

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出典

  1. ^ 富小路禎子 とみのこうじ よしこ日本人名大辞典
  2. ^ 富小路隆直『人事興信録. 4版』人事興信所、1915
  3. ^ 富小路隆直『人事興信録. 第13版(昭和16年) 下』pト46
  4. ^ 富小路禎子さん死去/歌人、歌誌「沃野」発行人四国新聞社、2002/01/04

参考書

関連項目

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