家老屋敷
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/15 22:33 UTC 版)
1,700石を給されていた西郷頼母の邸宅を復元した家老屋敷は、敷地面積2,400坪(≒7,933.9 m2)、建築面積280坪(≒925.6 m2)の建築物で、会津武家屋敷最大の見どころである。家老屋敷を再現した施設は、日本国内で珍しい存在である。内部は歴史資料館となっている。本来の西郷邸は鶴ヶ城(若松城)北追手門前にあった。 屋敷はケヤキ・ヒノキ・スギ材で建てられた。その内部は38室あり、328枚の畳を敷き詰め、御成御殿から藩政の執務室、奥の間、台所、浴室まで忠実に再現している。各々の部屋で武具・台所用品などを展示し、西郷の寝室であった「奥一の間」には妻子の人形がある。最も格式高い「御成御殿」では、藩主・松平容保を西郷が迎え入れる様子を人形で再現している。 敷地には家財道具や武器を保管していた蔵を利用した「会津歴史資料館」と、家臣の居宅があった片長屋を利用した「第二資料館」がある。会津歴史資料館は特別展を開催する。第二資料館は、藩校・日新館や什の掟に関する展示や、西郷の娘が自決する場面を再現した蝋人形、日本初の女子留学生・大山捨松の蝋人形などがある。
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