客観性の欠如
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/01 00:37 UTC 版)
MBTIの正確さはその人の正直な自己報告次第である:52-53。MBTIは、16PF質問表、ミネソタ多面人格目録、人格評価尺度などの一部の人格質問表とは異なり、誇張されたあるいは社会的に望ましい反応を評価するために妥当性尺度を使用していない。その結果、別のタイプの結果を出そうとする人は、自身の回答を偽ることができる。そしてある研究では、MBTIの判断/知覚の次元が、アイゼンクの人格質問表と弱く相関することが判った。もし回答するとしたら、「何か失うものがあるのではないかと恐れて、彼らはそうするべきだと思って回答する」:53。しかし、MBTIの倫理ガイドラインは、「MBTI診断の結果が就職応募者の選別に利用される場合、その人達にMBTIの診断結果を求めることは非倫理的であり、多くの場合違法である」としている。 MBTIの意図は、「個人差を理解するための枠組み、そして……個人の発達における動的モデル」を提供することである。
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