定置式蒸気機関とは? わかりやすく解説

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定置式蒸気機関

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/10 16:09 UTC 版)

ジェームズ・ワットの開発した定置式蒸気機関

定置式蒸気機関(ていちしきじょうききかん)とは主に揚水や工場の動力等に使用された固定式の蒸気機関可搬式蒸気機関が登場したことによって出来たレトロニムである。

概要

蒸気機関の黎明期に開発された蒸気機関はほぼ例外なく定置式蒸気機関だった。産業革命を支え、炭鉱などの鉱山での揚水発電製粉紡績などの動力として使用された。揚水用の蒸気機関はクランクがなく往復運動を利用してポンプで水をくみ上げる。

日本国内では明治初期に長崎県高島炭鉱群馬県富岡製糸場などに導入された。1881年には大阪砲兵工廠で国産化されたように明治中期以降は徐々に国産化が進んだ。

蒸気タービン電動機内燃機関が普及してからは廃れた。

トヨタ産業技術記念館には1898年スルザー社製の定置式蒸気機関が保存、展示される[1]

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