初期の機関車
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2011/05/30 15:05 UTC 版)
「シャープ・スチュアート」の記事における「初期の機関車」の解説
当初はいくつかの定置式蒸気機関を製造していたが、1833年にリバプール・アンド・マンチェスター鉄道向けの蒸気機関車、エクスペリメント号(Experiment)を製造した。この機関車は車軸配置2-2-0(日本国鉄式: 1A)で、先輪の上に垂直にシリンダーを取り付けていた。多くの改良を経た後、3両の似たような形式の機関車がダブリン・アンド・キングスタウン鉄道(Dublin and Kingstown Railway)向けに製造された。これらの機関車はかなり速かったが、その速度では脱線しがちであった。 新しい車軸配置2-2-2(日本国鉄式: 1A1)で、内側に水平のシリンダーを煙室の下に備え、クランク軸を支えるベアリングを追加した設計の機関車が製造された。1837年から1857年にかけてこのような機関車がおよそ600両ほど製造された。このうち初期の10両はグランド・ジャンクション鉄道(Grand Junction Railway)へ販売され、ベリー(Bury)製機関車と並んでシャーピーズ(Sharpies)と呼ばれて標準となった。
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