重力式鉄道の種類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/09/11 09:03 UTC 版)
重力式鉄道には、路線の一部区間において坂の頂上に滑車を設置しここを回したケーブルを使って、貨物や旅客を積んで坂を下る車両の重量で、空の車両を坂の上へ引き上げるように設計されているものもある。ジョン・ジャービスが設計したより新しい方式では、石炭など積み荷を積んだ車両が目的地へ向けて走る「重量線」(heavy track) と空車を鉱山へむけて返却するために使う「軽量線」(light track) を使用する。この方式では待避線を使わずに車両が往復することができた。定置式蒸気機関と循環するケーブルを使って空車を坂に沿って引き上げる。そして緩い坂道を次の引き上げるポイントまで車両が走行する。路線の端でループ線ではなく、分岐器を使って走行の向きを変えるときは、この鉄道はスイッチバック重力式鉄道となる。
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