重力方式
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/04 05:54 UTC 版)
重力方式の天秤は構造によって等比方式、定感量方式、上皿方式に分けられる。 代表的な天秤は竿の中央に支点があり(等比)、一方に測定対象物、もう一方に分銅を載せて釣り合ったときの分銅で質量を測定するものである。皿は竿の両端に吊り下げる方式が一般的だったが操作性が悪いため竿よりも上部に皿を載せるようにしたのが上皿天秤である。また、1つ分銅を動かすことで比較的狭い範囲の質量を測定する目的または竿の傾きで簡単に重さが分かるように竿の中央に支点がない形式(不等比)の天秤もある。 現代において広く使われている重力方式の天秤は18世紀にラムスデンによって製作された等比天秤と、ボックホルフの定感量天秤の原理をメトラーが製品化した不等比天秤である。
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