定例閣議と臨時閣議
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/28 08:49 UTC 版)
「閣議 (日本)」の記事における「定例閣議と臨時閣議」の解説
閣議は、通常、全閣僚が参集して開催される。定例閣議(ていれいかくぎ)は原則として火曜日と金曜日の週2回、総理大臣官邸閣議室で午前10時から(国会会期中は国会議事堂内の院内閣議室で午前9時から)開催される。定例閣議の当日が休日の場合は、その前日の繰上げ閣議又は翌日の繰下げ閣議に変更される。繰上げ、繰下げのいずれにするかは特に定めはない。また夏休み期間中などは閣議の間隔があくことがある。例えば2020(令和2)年においては、8月11日の閣議の次は8月25日であった。また、必要に応じて開かれる閣議を臨時閣議(りんじかくぎ)という。例としては2021(令和3)年1月18日に第204回国会における内閣総理大臣施政方針演説等を決定するために臨時閣議が開催されている。 閣議についての報道で、閣僚がソファーに着座して懇談する映像が用いられることが多いが、これは閣議室の隣の閣僚応接室で閣議開始を待つ光景であり、先述のように閣議自体は非公開。閣議室の内部については、かつてはその様子が知られることはほとんどなかったが、現在は首相官邸公式ウェブサイトに新・旧両首相官邸の閣議室の写真が掲載されている。現在の首相官邸閣議室は広さ約110平方メートルで、直径5.2メートルの円形テーブルが置かれており、通常は閣僚がこのテーブルを取り囲むように着席。それぞれの前には花押を記すための墨汁入り硯と細筆が用意されている(陪席の内閣官房副長官3人と内閣法制局長官、計4人は別テーブル)。 国務大臣の他は3人の内閣官房副長官と内閣法制局長官のみ閣議中の閣議室に在席していることから、大臣が署名する書類の受け渡しは主に事務担当の官房副長官が行い、官房副長官が説明を行っている最中などは法制局長官が行う。
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