官僚的なソナチネとは? わかりやすく解説

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かんりょうてきなソナチネ〔クワンレウテキな‐〕【官僚的なソナチネ】


サティ:官僚的なソナチネ

英語表記/番号出版情報
サティ:官僚的なソナチネSonatine bureaucratique作曲年1917年  出版年1917年  初版出版地/出版社: Chapelier 

作品概要

楽章・曲名 演奏時間 譜例
1 第1楽章 Mov.1 AllegroNo Data No Image
2 第2楽章 Mov.2 AndanteNo Data No Image
3 第3楽章 Mov.3 VivascheNo Data No Image

作品解説

2007年11月 執筆者: 樋口 愛

1917年サティ晩期51歳の作品である。ちょうどこの頃サティ詩人であるジャン・コクトオとの出会いによりバレエ音楽舞台作品を手がけていた時期でもある。サティユニークさ革新的な音楽に若い作曲家達が尊敬し集うようになった。しかし彼は、サティ派とあがめられることを嫌がり自分自身音楽創るようにと告げている。
この作品は、3楽章構成でできている。小節線もあり、調性つけられている。第1楽章が4分の4拍子第2楽章が8分9拍子第3楽章が8分の3拍子である。作品にはやはり詩がつけられているが、なんともいえないコメディタッチユニークな詩である。お役人であるサラリーマンの事について書いているのだが、その詩の表現にはサティならではの皮肉さも見え隠れする最初四小節をまず弾いてみれば、ピアノ学習者であれば懐かしリズムであると感じであろう。なんとこの曲は、ムーツィオ・クレメンティ(1752~1832)の作品36の1のハ長調ソナチネパロディ用いられているのだ。サティ自身が3楽章に「隣のピアノクレメンティ演奏している。」と詩に書いている。


官僚的なソナチネ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/16 22:44 UTC 版)

官僚的なソナチネ』(かんりょうてきなソナチネ、Sonatine bureaucratique、ソナチネ・ビューロクラティック)は、エリック・サティ1917年に作曲したピアノ独奏曲。




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