かんりょうてきなソナチネ〔クワンレウテキな‐〕【官僚的なソナチネ】
サティ:官僚的なソナチネ
英語表記/番号 | 出版情報 | |
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サティ:官僚的なソナチネ | Sonatine bureaucratique | 作曲年: 1917年 出版年: 1917年 初版出版地/出版社: Chapelier |
楽章・曲名 | 演奏時間 | 譜例 | |
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1 | 第1楽章 Mov.1 Allegro | No Data | No Image |
2 | 第2楽章 Mov.2 Andante | No Data | No Image |
3 | 第3楽章 Mov.3 Vivasche | No Data | No Image |
作品解説
1917年、サティ晩期51歳の作品である。ちょうどこの頃のサティは詩人であるジャン・コクトオとの出会いによりバレエ音楽、舞台作品を手がけていた時期でもある。サティのユニークさ、革新的な音楽に若い作曲家達が尊敬し、集うようになった。しかし彼は、サティ派とあがめられることを嫌がり、自分自身の音楽を創るようにと告げている。
この作品は、3楽章構成でできている。小節線もあり、調性もつけられている。第1楽章が4分の4拍子、第2楽章が8分9拍子、第3楽章が8分の3拍子である。作品にはやはり詩がつけられているが、なんともいえないコメディタッチ、ユニークな詩である。お役人であるサラリーマンの事について書いているのだが、その詩の表現にはサティならではの皮肉さも見え隠れする。最初の四小節をまず弾いてみれば、ピアノ学習者であれば、懐かしいリズムであると感じるであろう。なんとこの曲は、ムーツィオ・クレメンティ(1752~1832)の作品36の1のハ長調ソナチネのパロディが用いられているのだ。サティ自身が3楽章に「隣のピアノがクレメンティを演奏している。」と詩に書いている。
官僚的なソナチネ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/16 22:44 UTC 版)
『官僚的なソナチネ』(かんりょうてきなソナチネ、Sonatine bureaucratique、ソナチネ・ビューロクラティック)は、エリック・サティが1917年に作曲したピアノ独奏曲。
- 1 官僚的なソナチネとは
- 2 官僚的なソナチネの概要
固有名詞の分類
サティのピアノ独奏曲 | ジュ・トゥ・ヴー 犬のためのぶよぶよとした前奏曲 官僚的なソナチネ 古い金貨と古い鎧 胎児の干物 |
ソナチネ | ピアノソナタK.545 官僚的なソナチネ |
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