学習管理システム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/29 14:37 UTC 版)
eラーニングシステムにおける学習管理システム (LMS, Learning Management System) は、教師などによる教材・学習材の保管・蓄積、学習者への教材・学習材の適切な配信、学習者の出欠を含め学習履歴や小テスト・ドリル・試験問題の成績などを統合的に管理する。学習管理システムは、大人数の受講者の成果を把握しやすくするために用いられる。学習管理システムは、学校における対面授業の代替(学習管理システムを介したものを中心とした授業)や対面授業との併用(一部分で学習管理システムを活用している授業)、企業における社員教育などで活用されている。学習管理システムは、学習者にとってのポータルサイトとしての役割ももっており、学習管理システムからログインして、学習や試験といった一連の機能を利用することになる。また、補完的な機能として学習者相互間、教師対学習者などのコミュニケーションをする電子掲示板(フォーラム)、チャットなども学習管理システムの機能として設けられていることが多い。 学習の進捗管理や支援を行う案内役を「メンター」、メンターによる管理を「メンタリング」と呼ぶ。特に学習内容に関するサポートを行う者を「チューター」と呼ぶ。学習者に対する適切なサポートを行うことによって、eラーニングの効果をより高めることができる。
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