コンテンツ共有のための規格
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/29 14:37 UTC 版)
「eラーニング」の記事における「コンテンツ共有のための規格」の解説
コンテなる学習管理システム間において同一の教材・学習材などを利用するための規格である。代表的な規格として、SCORM (Shareable Content Object Reference Model) がある。 教材・学習材のコンテンツは、学習管理システムが規定する方式に従って作成されるが、学習管理システムは、無料のものも含め多数開発され、規格の乱立が懸念された。SCORMは、異なる学習管理システム間において教材・学習材が共通に使えることを目指して、仕様の乱立を防ぐ目的で定められた。しかしながら、SCORM自体の仕様の複雑さから、一般の教師が簡単にSCORMに合致した教材・学習材を作ることが困難であるという矛盾も抱えている。2013年に ADL(プロジェクトネーム TinCan)が、SCORMに継ぐ新規格である Experience API (xAPI) を発表した。あらゆる経験を取り込んで教育・人材育成に活用しようという観点から制定されたものであり、国内でもこの仕様に基づいた新たなサービスが始まっている。
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