学問としての「美学」の誕生
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/17 04:25 UTC 版)
美学という哲学的学科を創始したのは、ライプニッツ・ヴォルフ学派の系統に属すドイツの哲学者バウムガルテン(A.G.Baumgarten,1714-62)である。バウムガルテンは1735年の著書で、美学に新しい概念を与え、詩の美学的価値の原理的考察を思考する学としてaestheticaという学を予告した。彼はフランクフルト大学で1742年から「美学」の講義を始め、その後も再度の講義要請があったことから、もとの講義内容に若干の加筆修正を行い、これをラテン語で出版した[要出典]。『美学(Aesthetica)』第1巻は1750年、更に第2巻が1758年に出版された。この著書のなかで、バウムガルテンは芸術の本領が美にあり、その美は感性的に認識されるという考え方を示し、芸術と美と感性の同円的構造を打ち立てた。
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