娘達への感情表現
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/11 04:53 UTC 版)
「ラー・アンドロメダ・プロメシューム」の記事における「娘達への感情表現」の解説
『999』原作及び映画2作目では、消滅する前に母親思いのメーテルに叫び、たとえ機械化された者でも母としての娘に対する思いを持ち、愛情表現をして人間らしさがあることを見せながら死んでいったが、TV版では、実の娘であろうと自分の野望を阻む者は殺すことをためらわず、鉄郎が自分に銃を向けた際には彼女の体を盾にしていた。また映画1作目では娘に裏切られたことへの仕返しとして、鉄郎をメーテルの目の前で絞殺しようとし、彼女が泣き叫ぶ様子を見て愉しむなど、先述の原作及び映画2作目の描写と併せ、彼女に対しては愛憎入り混じる感情を抱く姿が描かれた。原作でのメーテルの弁によれば、彼女が幼い頃朝露が付いてキラキラと光るクモの巣が好きだったという理由で、惑星大アンドロメダの街の灯をそれに似せて配置しており、メーテルに対し相当に愛情を注いでいるのが分かる。『宇宙交響詩メーテル 銀河鉄道999外伝』ではメーテルに対し異常な執着を見せており、彼女の代わりのアンドロイド(『999』映画1作目にてプロメシュームの左右に侍る侍女のような姿)を多数作り、それを「メーテル」と呼んでいた。だが、いずれも彼女のような心を持ち合わせたものにはなり得なかった。 もう一人の娘・エメラルダスについては、映画1作目が制作された時点では、2人が親子という設定はない(後述)。 『宇宙交響詩メーテル 銀河鉄道999外伝』の前日譚である『メーテルレジェンド』では、第二楽章(後編)のエンディングで能面のような顔をした姿になり果て、人間の心を完全に失ったが、『999号』に乗って悠久の旅に送り出したメーテルとエメラルダスの2人に対して、いつか自分を倒すために戻ってくるように願いかけるかたちで最後の「人間としての心」を持ってその願いを託している。
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