姫だるま
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/04 14:25 UTC 版)
愛媛県で作られる、女性の外見をしただるま。近現代になって皇国史観が広まってから神功皇后の置物として作ったもの。 大分県竹田市で作られているものは、姫だるま職人の後藤明子によれば、江戸時代、岡藩の下級武士の妻、綾女(あやじょ)をモデルにしたものとされる。戦前までは「起き上がり様」と呼ばれていた。太平洋戦争にともなう混乱で一時生産が途絶えたが、後藤恒人によって戦後まもなく復興され、1956年、彼の命名によって「姫だるま」と呼ばれるようになった。竹田市では、元日から1月2日にかけて姫だるまが各家に配られるという「投げ込み」という行事が行われ、配られただるまは神棚に飾られた。また、前年に配られただるまは小正月にトンド焼きで燃やされた。 女性の外見をしただるまは、新潟県や石川県でも生産されている。
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