奈良時代の梵鐘
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梵鐘研究家の坪井良平は以下の16口を奈良時代鐘としている。 千葉・成田市出土鐘(国立歴史民俗博物館蔵、重要文化財) 宝亀5年(774年)在銘 福井・劔神社鐘(国宝) - 神護景雲4年(770年)在銘。制作年が明らかなものとしては日本で3番目に古い 岐阜・真禅院鐘(重要文化財) 滋賀・園城寺鐘(重要文化財) - 「弁慶の引き摺り鐘」の別称がある。 滋賀・竜王寺鐘(重要文化財) 京都・妙心寺鐘(国宝) - 戊戌年(698年)在銘。製作年が明らかなものとしては日本最古。国宝。徒然草にも登場する。 京都・東福寺鐘(重要文化財) 奈良・東大寺鐘(国宝) 奈良・興福寺鐘(国宝) - 神亀4年(727年)在銘。製作年が明らかなものとしては日本で2番目に古い。国宝。現在は仮講堂に移されている。 奈良・薬師寺鐘(重要文化財) 奈良・新薬師寺鐘(重要文化財) 奈良・法隆寺西院鐘(重要文化財) 奈良・法隆寺東院鐘 旧・中宮寺鐘(重要文化財) 奈良・當麻寺鐘(国宝) - 妙心寺鐘と並ぶ日本最古級の鐘(非公開)。 奈良・大峯山寺鐘(重要文化財) 福岡・観世音寺鐘(国宝) - 妙心寺鐘と同じ木型から造られた兄弟鐘。菅原道真が「都府楼は 纔かに瓦 色を看る 観音寺は唯鐘声を聴く」と歌ったことで知られる。
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