夷夏論とは? わかりやすく解説

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いかろん 【夷夏論】


夷夏論

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/09 02:48 UTC 版)

顧歓」の記事における「夷夏論」の解説

中国語版ウィキソースに本記事関連した原文あります。夷夏論 『夷夏論』とは、「夷」(異民族)の法である仏教と、「夏」(中華民族)の法である道教との、優劣関係論じたのである。そこでは、消極的に破悪を実践する仏教よりも、積極的に興善を行なう術である道教の方が、優れているとする立場立っており、夷狄の法である仏教に従う要のないことを論じている。 南北朝時代には、三教優劣論じ議論が活発であったが、その一種が夷夏論争と呼ばれるものであり、その論の代表的な著作本書である。本書場合道教中華思想として論を展開しているが、儒教倫理標榜する立場から夷狄風俗である仏教糾弾することも行なわれた。その様は、既に後漢代著作とされる牟子理惑論」にも見出すことが出来る。

※この「夷夏論」の解説は、「顧歓」の解説の一部です。
「夷夏論」を含む「顧歓」の記事については、「顧歓」の概要を参照ください。

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