失行の検査
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/08/12 05:10 UTC 版)
標準的な検査法としてはWAB失語症検査の行為の下位検査や標準高次動作性検査などがあけられる。これらは神経心理学の経験が十分な験者が行うことで客観性を保っている。簡便な方法としては以下のような診察が行われることがある。 簡単な運動や動作 軍隊式の敬礼を行う、手指を順次屈曲させる、眼を閉じる、口を開く、口笛を吹く、起立する、歩行するといったことを行う。またじゃんけんのチョキや影絵の狐のまねをする。足で空中に円や三角をかいてみる。また鉛筆で紙に図形を書かせたり、模写をさせることもある。 物品なしに物品を使うまね かなづちを使うまね、ドアをノックするまねをさせてみる。 物品を用いる簡単な動作 鍵や鉄鎚を実際に使わせてみる。衣類を着てみたり、マッチ棒で図形を描いてみる。 運動の複合 マッチでロウソクに火をつける。ポットと急須を使い湯呑茶を注ぐ。
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