失敗するネットワークリクエストの処理・オンライン復帰時の同期
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 12:09 UTC 版)
「ウェブアプリケーション」の記事における「失敗するネットワークリクエストの処理・オンライン復帰時の同期」の解説
多くのWebアプリは起動後もネットワークを介した情報のやり取りを行う。オフライン時にはネットワーク途絶によりこれらのネットワークリクエストが失敗する。ゆえに 失敗リクエストの処理(適切に失敗し、アプリを落とさない) 失敗リクエストの保存・破棄 オンライン復帰時の失敗リクエストリトライ オフラインの間に外部で発生した情報との競合解決・同期 などに対応する必要がある。 例えばGmailなどのメールアプリは、適宜メールサーバーへ新着メールの問い合わせをおこなっている。オフライン時にはネットワーク途絶によりメールの送信ができなくなるが、リクエストを単に破棄すると書いたメールを捨てることになってしまう。失敗リクエスト時にメールを送信待ちリストに加えるのか、あるいは下書きに戻すのかなどが重要な設計項目になる。待ちリストに加える場合はオンライン復帰時の適切な再送信(リトライ)機能が必要である。またオフラインの間にPCブラウザのGmailから下書きを編集し、同時にスマホのGmailからも下書きに別の変更を加えた場合、オンライン復帰時に2つの相反する編集が存在するため、競合を解決・同期しなければいけない。
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