太陽系

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太陽系

太陽系には太陽を中心に回るさまざまな天体がある

太陽系とは、太陽と太陽のまわりを回っている天体を合わせたものを呼びます。太陽系は広い銀河系の中心から約3万光年も離れたところに存在します。太陽系の惑星には、8つの惑星や彗星(すいせい)、小惑星などがあります。惑星は地球とともに太陽を中心に同じ向きで、規則正しく回っている星です。それは、太陽に近いところから水星、金星、地球、火星、木星、土星、天王星、海王星の順番で並んでいます。

ガスとちりの雲から生まれた太陽系

銀河系の中には星間雲(せいかんうん)と呼ばれるガスとちりの集まったようなものがたくさんありますが、太陽系もその星間雲の1つから誕生しました。それは、今から46億年前のことです。銀河系をただよっていたガスとちりなどが重力や熱などによって集合し、その中心が原始太陽として輝きはじめました。そして、その周囲にできたかたまりが衝突をくり返し、さらに大きなかたまりとなり、今の惑星の大きさにまで成長したといわれています。

太陽のまわりをケプラーの法則で回る惑星たち

太陽のまわりには、地球をはじめとした8つの惑星が回っています。それは、太陽のまわりをだ円を描いて、規則的に回っているのです。この惑星の軌道運動の法則は17世紀にケプラーによってとき明かされ、「ケプラーの法則」といわれています。地球の内側を回る惑星は水星と金星で「内惑星」と呼ばれています。また、地球の外側を回る惑星には、火星、木星、土星、天王星、海王星があり、これらは「外惑星」と呼ばれています。

太陽系の中の惑星とその特徴

太陽系の中には8つの惑星と小惑星、そのまわりを回る衛星、彗星がめぐっています。惑星とは、星(恒星)のまわりを公転している天体のことをいい、その性質から大きく2つに分けられます。水星、金星、地球、火星は岩石や金属鉄のかたまりからできていて、「地球型惑星」と呼ばれます。また、木星、土星、天王星、海王星は液体やちりからできているため「木星型惑星」と呼ばれます。ほかにも太陽系の中には約6,000の小惑星や700ほどの彗星も見つかっています。