大往生とは? わかりやすく解説

大往生

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/13 18:15 UTC 版)

大往生
著者 永六輔
発行日 1994年3月22日
発行元 岩波書店
ジャンル エッセイ
日本
言語 日本語
形態 新書判並製本
ページ数 199
次作 二度目の大往生
公式サイト www.iwanami.co.jp
コード ISBN 978-4-00-430329-9
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二度目の大往生
著者 永六輔
発行日 1995年10月20日
発行元 岩波書店
ジャンル エッセイ
日本
言語 日本語
形態 新書判並製本
ページ数 200
前作 大往生
公式サイト www.iwanami.co.jp
コード ISBN 978-4-00-430410-4
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大往生』(だいおうじょう)は、永六輔著のエッセイ岩波新書より1994年3月22日に刊行された。「老い」「病い」「死」についてまざまなお年寄りの生の言葉を集めて語録集として綴り、200万部を超えるベストセラーとなった[1][2]。第2弾となる『二度目の大往生』(にどめのだいおうじょう)が岩波新書から1995年10月20日に刊行されている。

およびそれを原作としたテレビドラマである。

概要

初刊:岩波書店岩波新書1994年3月22日ISBN 4-00-430329-X

老い・病・死について語られた様々な言葉を集めた名言集である。
その言葉は、全国を旅する永が出逢った、有名無名全てを含めた各地の様々な人々からの言葉である。
累計200万部の大ヒット作品となり、続編「二度目の大往生」も刊行された。

怒りの途中退場事件

「大往生」の大ヒットの最中に起こったお騒がせ事件であった。後年、永が「徹子の部屋」に出演した際、事件の一連の顛末を話していた。

永に、テレビ朝日ワイドショー番組「こんにちは2時」から出演のオファーがあった。「発売から3ヶ月以内での、著者のテレビ出演は本の宣伝になってしまうのでやるべきではない」との考えである永は「『大往生』の名前を使わなければ構わない」と返答し出演のオファーを受けた。
そして出演・放映当日、新聞番組表での番組サブタイトルには「永六輔・大往生、死に方教えます!」と載っていた。これでは本の宣伝になってしまうと考えた永はスタッフに抗議。本番前の話し合いの結果「冒頭部で『新聞に掲載されている内容と異なる』旨をアナウンスする」ということで話がまとまった。
そして生放送が始まったが、番組冒頭部で『新聞に掲載されている内容と異なる』旨のアナウンスはされなかった。フォーマット通りに番組は進行し、ようやく永の出演の出番となったが、本番前の話し合いの約束を破られたと思った永は、出番の冒頭部で「皆さんでやってください。僕失礼します。」と言って席を立ち、生放送中のスタジオを去っていった。そして番組は、永のいないまま進行していった。

書誌情報

テレビドラマ

大往生
ジャンル テレビドラマ
原作 永六輔
脚本 中島丈博
演出 深町幸男
出演者 森繁久彌
植木等
竹下景子
柄本明
持田真樹
内海桂子
姿晴香
製作
プロデューサー 近藤晋
制作 NHK
放送
放送国・地域 日本
放送期間 1996年4月7日 - 5月12日
放送時間 日曜21:00 - 21:44
放送枠 BS日曜ドラマ
放送分 44分
回数 6
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NHK-BS2の「BS日曜ドラマ」で、1996年4月7日から同年5月12日まで放送されたテレビドラマである。地上波では総合テレビで、1997年6月25日から同年7月30日に放映された。

キャスト

スタッフ

放送日程

  1. 第1回:梅酒
  2. 第2回:もう、いやだ
  3. 第3回:オールド・ブラック・ジョー
  4. 第4回:ダンディ気質(かたぎ)
  5. 第5回:老いの華
  6. 第6回:死ぬことと生きることと
NHK 水曜ドラマの花束
前番組 番組名 次番組
大往生
父帰る

その他

藤田傳(劇団1980の主宰者)監督の映画『大往生』(1998年)は、本作品を下地にしたといわれる[3]

脚注

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