大名家の識別
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/26 02:21 UTC 版)
初代では、地図に表示される大名家名で区別していた。『全国版』から、機種によって大名家別の色塗り地図で区別するようになり、『戦国群雄伝』からは、色数の少ないファミコン版などで家紋による区別をするようになった。『覇王伝』以降は家紋による区別が定着し、色別はあっても補助的な物となっている(『覇王伝』『嵐世記』『大志』)。 家紋は、その大名家で実際に使われていた家紋で、たとえば織田家は「織田木瓜」、甲斐武田家は「四つ割り菱(武田菱)」で表示される。しかし、複数の大名家で同じ家紋が使われていた場合も多く、色違いにしたり、替紋や旗指物で代用している。作品が下るにつれて、違う替紋になったり、正しい家紋に差し替わっている大名家もある。また、無名の大名家は、実際とは違う家紋が使われているケースもある。 また、イメージ優先で設定されることもある。本願寺家の実際の家紋は、西本願寺は「西六条八ツ藤紋」と「西六条藤紋」(「下り藤紋」)、東本願寺は「東六条八ツ藤紋」と「本願寺抱牡丹紋」などを用いるが、本シリーズでは寺院のイメージから「卍」を家紋に設定していることが多い。史実に根拠のある「下り藤紋」になっている作品もあるが、『覇王伝』『蒼天録(PSP版のみ)』および『創造』以降に限られる。「下り藤紋」は他の作品にも設定はされているが、一条家の家紋となっている。 この他、大名としては登場しない武将でも、家紋が設定されていることがある。たとえば南条家の「夕顔」など。通常目にすることはできず、謀叛などで独立しないと見ることができない。同様に、家紋の設定が無い武将が大名となった場合は、汎用に用意されている家紋が自動的に割り当てられる。
※この「大名家の識別」の解説は、「信長の野望シリーズ」の解説の一部です。
「大名家の識別」を含む「信長の野望シリーズ」の記事については、「信長の野望シリーズ」の概要を参照ください。
- 大名家の識別のページへのリンク