大きな政府
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 00:29 UTC 版)
1980年代のフランスは、「栄光の三十年」の終焉にともない増大したインフレと失業率が、経済における大きな問題となっていた。それに対処するべくミッテランは、当時英米を中心に行われていたサッチャリズムやレーガノミクスのような「小さな政府」的政策とは対照的な、「大きな政府」的政策に乗り出す。この政策によって企業の国有化、財政支出の増加、フラン切り下げなどの介入政策や最低賃金や年金の引き上げ、労働時間の短縮などが行われた。また、このミッテランの政権において、戦後ひさしく共産党が入閣を果たしたことも特徴である。 1982年、ミッテランが公約していた地方分権改革として、県知事の地方行政権限を弱化させ、県議会議長を行政の長とするドフェール法が成立する。
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