外地向けのC57形
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 10:18 UTC 版)
「国鉄C57形蒸気機関車」の記事における「外地向けのC57形」の解説
「zh:台鐵CT270型蒸汽機車」も参照 かつて日本が領有していた台湾の台湾総督府鉄道においては、1942年(昭和17年)から1943年(昭和18年)の間に川崎車輛と日立製作所で、鉄道省の2次形に準じて6両が製造され、同じくC57形 (C57 1 - 6) として使用された。太平洋戦争後は台湾鉄路管理局が引き継ぎ、CT270型 (CT271 - 276) と改称され、1982年(昭和57年)まで使用された。また1953年(昭和28年)にアメリカ合衆国の援助で8両が日立製作所で製造され、追加輸出された。その戦後形の8両 (CT277 - 284) は整備の関係で戦前に台湾に渡っていたグループと仕様を揃えるため特別に2次形をベースにして生産(カウキャッチャーの取り付け、ディスク先輪、やや大型化された炭水車など細部の仕様変更あり)、これが日本で最後に製造された国鉄形蒸気機関車となった。 製造の状況は次のとおりである。 1943年日立製作所:C57 1, 2 → CT271, CT272(製造番号1512 - 1513) 川崎車輛:C57 3 - 6 → CT273 - CT276(製造番号2862 - 2865) 1953年日立製作所:CT277 - CT284(製造番号12102 - 12109)
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