埼玉高速鉄道開業による第二次再編
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/10 01:49 UTC 版)
「国際興業バス鳩ヶ谷営業所」の記事における「埼玉高速鉄道開業による第二次再編」の解説
従来までは都心部方面などへのアクセス路線を中心に運行していたが、相次ぐ住宅・団地の建設・入居開始によって、鳩ヶ谷営業所ではこれらと鉄道駅を結ぶ路線を有するように方針転換した。こうした対応が早急だったことでいち早く鳩ヶ谷市内における重要な輸送手段として運行を続けていたが、その運行に打撃を与える事態が発生する。 2001年3月28日の埼玉高速鉄道線開業によって、旧鳩ヶ谷市内に南鳩ヶ谷駅・鳩ヶ谷駅、川口市内でも旧鳩ヶ谷市境近隣に新井宿駅の3駅が設置された。これによって、従来まで鳩ヶ谷地区の一大ターミナルとして使用してきた浦寺操車場(鳩ヶ谷ターミナル)および変電所発着便が全て廃止、既存路線の埼玉高速鉄道の各駅へ接続するように経路変更を実施したほか、本数の全体的な削減といった大規模な路線再編が行われた。戦前に開業し、この時点まで鳩ヶ谷営業所の最主力路線だった赤羽駅 - 鳩ヶ谷公団住宅線(赤21)も、埼玉高速鉄道とほぼ平行することから減便されたが、埼玉高速鉄道への乗客の転移が予想を下回る水準に留まったことから、ラッシュ時を中心に乗客の積み残しが発生した。このため、改正直後から変電所発着便の一時的な復活(臨時便の運行)や本数の増便が行われ、また同年5月・10月に再改正が実施され、現在では埼玉高速鉄道開業以前の水準にまで戻っている。
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