基本型と歴史
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/28 15:02 UTC 版)
基本形は、小目に対する一間高ガカリに黒1と下ツケした場合に、白2 - 白4とする形。プロ棋士はかつてはこの形を白の悪形と考えて打たなかったが、アマチュアの間ではかなり打たれていたと思われる。 昭和になって、雑誌『棋道』の投稿欄でアマチュアからこの形について質問を受けた長谷川章名誉八段が、調べてみると意外に難しいことに気付き、研究して、対木谷実戦で実戦で用いて定石化された。なお、長谷川以前に、方円社の巌崎健造が実戦では用いなかったが、研究していたともいわれる。 黒からは簡明に分かれる形も選択できるが、戦いになる形には小ナダレ定石、大ナダレ定石がある。 この形からの黒の応手はa - eがあり、黒cなら小ナダレ定石、黒dならば大ナダレ定石に進行する可能性がある。 ナダレの命名者は、呉清源とも、囲碁ライターの三堀将とも言われている。
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