大ナダレ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/28 15:02 UTC 版)
黒1 (d) と一本ノビ、白2を待って黒3とハネれば、以下白4 - 白6となり、大ナダレ定石と言われる形となる。この後、黒aの内マガリ形、黒bの外マガリ形の2種類の選択肢があるが、どちらも難解な長手順の定石となる。初期は外マガリが打たれていたが、呉清源により内マガリが打ちだされた。また黒1の時点で白が手を抜くこともある。 上図白2に、下図黒1と辛抱すれば、これ以上白から隅への追求は無い。白はここまでの形を利かしと見て満足してこれ以上は打たないか、白2 - 白4と打つ手などが考えられる。 大ナダレ形には現在も続々と新手・新定石が生まれており、最新研究を知らないとプロでもハマることが珍しくない。2005年に韓国では、下図の黒1という、驚くような手も研究されて打たれている。 難解な変化を避けて白1, 黒2とし、白3またはここで手を抜いてaなど辺へ展開する手も古くからあり、2006年ごろからまた多く打たれるようになっている。
※この「大ナダレ」の解説は、「ナダレ定石」の解説の一部です。
「大ナダレ」を含む「ナダレ定石」の記事については、「ナダレ定石」の概要を参照ください。
- 大ナダレのページへのリンク