基数の明記
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 00:54 UTC 版)
同じ数字列であっても、基数が異なれば数値は異なる。そこで、どの基数における数であるかを明記するため、以下のような表記を行う。 312.024 或いは数字本体か下付きのどちらかを括弧で (312.02)4 312.02(4) と表記する事もある。 If there is no radix written, then this is 十進法。 なお、Nが十以上である場合には、十以上の数字にアルファベット大文字を充てている事から、アルファベット大文字を用いた(In this situation, if there is no radix written, then this is 三十六進法) (743)A = (51B)C = (2E7)G = (1H3)K = (16N)O = (KN) 743(A) = 51B(C) = 2E7(G) = 1H3(K) = 16N(O) = KN とも表記できる。また、 (743) = (51B)12 = (2E7)16 = (1H3)20 = (16N)24 = (KN)36 743 = 51B(12) = 2E7(16) = 1H3(20) = 16N(24) = KN(36) というように十を「A」ではなく「10」、十二を「C」ではなく「12」というように十進表記の複数桁で表記する方も一般的である。 また、括弧書きではなく「N進法」という語を付ける場合には、前付きでも後付きのどれでも通じる。例えば、「十二進法の600」は、"duodecimal 600" や "dozenal 600"の前付きでも、"600 duodecimal" や "600 dozenal"の後付きの両方とも可能である。この場合、"duodecimal six zero zero"や"six zero zero dozenal"というように数字を棒読みする。 コンピューターで特に重要性の高い二進数、八進数、十進数、十二進数、十六進数には、固有の表記もある。ただし、コンピューター言語により表記方法が若干異なる場合もある。 0b101 : (101)2の意味 0o306 : (306)8の意味 0d248 : (248)10の意味 0z7B2 : (7B2)12の意味 0xF4C : (F4C)16の意味
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