位取り記数法とは? わかりやすく解説

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位取り記数法

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/03 19:40 UTC 版)

位取り記数法くらいどりきすうほう: positional notation)とは、いくつかの数字を並べて数を表す方法である(例:1233.143;8,24)。

数字ないし決まった文字数の数字列の置かれた位置をくらいまたはけた[注 1]と呼び[2]、数字の位を決めることを位取りという。

一つの桁を N 種の数字列の組み合わせで表す位取り記数法をN 進位取り記数法エヌしんくらいどりきすうほうあるいは単に N 進法エヌしんほう[注 2]と呼ぶ。また、数 N基数きすう: radix[注 3]ないしてい: base)と呼ぶ。 例えば、一般的に用いられる 0 から 9 までのアラビア数字による記数法は十進法にあたる。十進法でない例として、時刻角度を表す単位六十進法が使われている。またコンピュータの分野においては数値表現に二進法とその派生である八進法十六進法がしばしば用いられる。

位取り記数法は古代中国に由来する。中国では紀元前14世紀の商時代にすでに十進法が用いられており、紀元前4世紀にはゼロを空位として記述する位取り記数法を用いていた。対してヨーロッパにおける最古の十進法が記述された文書は976年のスペインの手稿本である[3]

本項では N が 2 以上の整数の場合を扱う。それ以外の場合については広義の記数法の記事を参照のこと。また後述するp 進数の概念とは(関連があるものの)別概念であるので注意が必要である。

記法

2 以上の整数 N を底(基数)とする位取り記数法(N 進法)において、それぞれの位の値は 0 から N − 1 までの N 個の非負の整数に対応した数字で表される(例:1234567890一二三四五六七八九〇[4][5]。 非負の数は位取り記数法によって、以下のように表される[5]

総合
通常のN進法
特殊なN進法
その他


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