位寄和久とは? わかりやすく解説

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位寄和久

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/11 14:10 UTC 版)

位寄 和久(いき かずひさ[1]、? - 2021年8月16日[2])は、建築計画都市計画ファシリティマネジメントを専門とした日本建築学者[3]

1976年早稲田大学理工学部を卒業して、早稲田大学大学院理工学研究科建設工学専攻に進んだ[1]。大学院生だった1978年には、久保幸夫とともに、地理情報グラフィックシステム ALIS を開発した[4]1983年に「施設配置計画のための行動モデルに関する研究」により、早稲田大学より工学博士を取得し[5]、同年に建設省建築研究所の研究員となって、1990年に主任研究員に昇任した[1]

1992年熊本大学工学部建築学科に助教授として赴任し[6]1995年に教授に昇任して[1]ファシリティマネジメント (FM) 研究や、まちづくり研究などに取り組んだ[6]

2007年には熊本大学大学院自然科学研究科(工学系)人間環境計画学に所属することとなった[1]

2019年3月に最終講義をおこなって、熊本大学を退職し[7]、名誉教授となった[8]

この間、2014年から熊本県都市計画審議会の委員となり、2018年からは会長となっていたが、在任中に死去した[2]。また、熊本地区産学官連携協議会会長なども務めた[8]

脚注

  1. ^ a b c d e 位寄 和久 イキ カズヒサ (Kazuhisa Iki)」『researchmap科学技術振興機構。2024年9月11日閲覧
  2. ^ a b 第158回 熊本県都市計画審議会議事録 (PDF)」熊本県、2021年12月22日、4頁。2024年9月11日閲覧
  3. ^ 建築のデザイン科学」京都大学出版会。2024年9月11日閲覧
  4. ^ 岡部篤行GIS学会立ち上げの経緯」『地理情報システム学会25周年記念誌』(PDF)地理情報システム学会、22頁https://www.gisa-japan.org/content/files/gisa25.pdf2024年9月11日閲覧。「1978年には久保幸夫氏と位寄和久氏によって地理情報グラフィックシステムである ALIS が開発されており、この頃から大学での GIS 研究会活動が始動したと思われる。」 
  5. ^ 施設配置計画のための行動モデルに関する研究国立国会図書館。2024年9月11日閲覧
  6. ^ a b 「[file:///Users/yamada/Downloads/60-B-2-02%20(1).pdf 第2章 工学部 第6節 建築学科 第5項 教育研究分野の変遷 3 建築計画・都市計画分野]」『熊本大学60年史 部局史編』(PDF)熊本大学、466頁。file:///Users/yamada/Downloads/60-B-2-02%20(1).pdf2024年9月11日閲覧 
  7. ^ 大学院先端科学研究部(工学系) 位寄 和久 教授の最終講義のご案内」熊本大学。2024年9月11日閲覧
  8. ^ a b 地理空間情報活用推進に関する九州産学官セミナー in 熊本のご案内 (PDF)国土地理院、2頁。2024年9月11日閲覧



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