城壁線と地勢
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/30 14:37 UTC 版)
「コンスタンティノープルの城壁」の記事における「城壁線と地勢」の解説
現在のテオドシウスの城壁はおよそ5.7キロメートル、南のマルマラ海沿いのバシレイオス2世とコンスタンティノス8世の塔/大理石の塔(ギリシア語: Pyrgos Basileiou kai Kōnstantinou トルコ語: Mermer Kule)から、北のブラケルナエ地区のポルフュロゲネトスの宮殿/テクフル・サラユ (ギリシア語: το παλάτι τοῦ Πορφυρογεννήτου トルコ語: Tekfur Sarayı)まで続いている。なお外壁と堀はハドリアノポリスの門までで終わっている。ブラケルナエ地区から金角湾までの区間は、石材がブラケルナエ地区のために使われ、後世の都市の下に埋もれてしまったため現存しない。 マルマラ海から黄金の門まで鋭く北東に伸びる城壁は、海抜14メートルの高さがあった。そこからレギオンの門までは北へまっすぐに伸びていき、街の第七の丘を登っていく。そこからは鋭く北東へ進み、第七の丘の頂上にある聖ロマノスの門では標高68メートルの高さまで至る。そしてリュクス川峡谷に沿って標高35メートルまで下降する。今度は第六の丘を登っていき、頂上のカリシウスの門もしくはハドリアノポリスの門で標高76メートルまで上がる。ハドリアノポリスの門からゆるやかに標高を下げて、ブラケルナエ地区で標高60メートルとなり、アネマス監獄に近い金角湾岸に至る。
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