地震探鉱機
読み方: じしんたんこうき
【英】: seismic recording system
【英】: seismic recording system
地震探査において地震波を記録する装置であり、その特徴は、非常に小さい信号から大きい信号まで扱えること、また多数(24、48、96 など)のチャンネルを同時に記録できることなどである。地震波による地面の動きは、まず受振器によって電気信号(電圧)に変換された後、ケーブルを介して地震探鉱機へ導かれる。地震探鉱機では、電圧信号が適度に増幅され磁気テープに録音される。電圧信号を連続的な形で録音する装置をアナログ型地震探鉱機と呼び、適当な時間間隔(1 、2 、あるいは 4 ミリ秒)の信号を数値に直して録音する方式をディジタル型地震探鉱機と呼ぶ。石油の反射地震探査法ではほとんどすべて後者が用いられる。それは次のような理由による。地中を伝わる地震波は急激に減衰する性質を有する。例えば、地下数千メートルからの反射波は、その初動に比べ振幅が約 1 万分の 1 にもなってしまう。このような状況下で地震波を正確に記録するには、ダイナミック・レンジが 1 万(80 db )以上の地震探鉱機が必要である。これを可能にするのがディジタル探鉱機である。ちなみに、アナログ探鉱機のダイナミック・レンジは 1 千(60 db )程度である。また、ディジタル探鉱機では、瞬間的に約 1 万倍の振幅変化があっても正確に追随できる。さらに、信号が数値化(ディジタル化)されているため、録音、再生時の信頼性がアナログに比べて飛躍的に高い。 |
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